差分

提供: fukudat.net
ナビゲーションに移動検索に移動
3,383 バイト追加 、 2020年5月23日 (土) 06:33
=== データ収集 ===
その時刻の最新の情報を出力するコマンドを作成する。例えば、/usr/local/bin/cacti-temperature という温度を測定するコマンドを考える。その時刻の最新の情報を出力する次のようなコマンド (script) を作っておく。
<pre>
$ cacti-temperature "devicecommand-name" param1 param2 ...field1:value1 field2:value2 ...
</pre>
を実行すると、"device-name" で指定したデバイスが測った温度と湿度が以下の形式で stdout に出力されるものとする。ここで、param1, param2... はコマンドに与える引数で、Cactiから見た入力フィールドの値になる。field1:value1, field2:value2... はコマンドが標準出力に出力する文字列で、field が Cacti 絡みた出力フィールド、value がその値となる。
例えば、"cacti-temperature" というコマンドは引数で指定する "device-name" が測った温度と湿度が以下の形式で stdout に出力されるものとする。
<pre>
$ cacti-temperature U1t:温度 25.7 h:湿度55.4
</pre>
 
コマンドが用意できたら、Cacti UI を以下のように操作する。
 
* Collection Methods >> Data Input Methods をクリック
* Data Input Methodsセクションの右上Addをクリック
* Name: 適当な名前をつける
* Input Type: Script/Command
* Input String: コマンドのfull pathと引数に名前をつけてを<, >で囲って入力する.例えば,/path/to/command <param1> <param2>
* Createボタンをクリック
* 入力フィールド(コマンドへの引数)それぞれについて,Input Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
** Field: 上記Input Stringで指定した引数を一つ選ぶ
** Friendly Name: わかりやすい名前をつける
** Regular Expression Match: 引数がマッチすべき正規表現.空でもよい.
** Allow Empty Input: 引数が空でもよければチェック
** Special Type Code: ふさわしい型があったらそれを入力
* 出力フィールド(コマンドの出力変数)それぞれについて,Output Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
** Field: フィールド名 (コマンドが出力するものと一致すること)
** Friendly Name: わかりやすい名前をつける
** Update RRD File: この値を使うならチェック
以上でData Input Methodは登録完了.
 
続いてこのData Input Methodを使ったData Sourceの定義.
* Management >> Data Sources をクリック
* Data Sourcesセクションの右上Addをクリック
* Selected Data Template: None
* Host: None
* Createをクリック
* Data Source: 適当な名前をつける (/var/lib/cacti/rra/の下にこの名前で始まるファイルができて,そこにデータが溜まる)
* Data Source Path: なにも指定しない
* Data Input Method: 上で作成したData Input Methodを選ぶ
* 出力フィールドごとに以下を入力する
** Internal Data Source Name: 出力フィールド名
** Minimum Value: 最低値.存在しない場合はU
** Maximum Value: 最大値.存在しない場合はU
** Data Source Type: GUAGE, COUTNER, DERIVE, ABSOLUTE
** Heartbeat: 600
** Createをクリック
** まだ出力フィールドがある場合はNewをクリックして繰り返す
以上でData Sourceの登録完了.
 
最後にこのData Sourceを使ったグラフを作る.
* Management >> Graph Managementをクリック
* Graph Managementセクションの右上Addをクリック
* Selected Graph Template: None
* Host: None
* Createをクリック
* Title: グラフのタイトル
* 後はデフォルトのままでCreateをクリック
* このグラフに表示したいグラフアイテムそれぞれについて,Graph Itemセクションに右上Addを押して以下を入力
** Data Source: 上で作成したデータソースの出力フィールドを選ぶ
** Color: グラフの色を選ぶ
** Opacity/Alpha Channel: 不透明度を選ぶ
** Graph Item Type: 折れ線グラフならLine[123]
** Consolidation Function: 値を集計する演算
** 後はデフォルトでCreateをクリック
=== Cacti UI での設定 ===

案内メニュー