「Cacti」の版間の差分

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Cacti は、データロギングツール RRDtool (Round-Robin Data tool) のGUIフロントエンド。
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[https://docs.cacti.net/ Cacti] は、データロギングツール RRDtool (Round-Robin Data tool) のGUIフロントエンド。
  
 
fukudat.net (Ubuntu 16.04) にインストールして、家庭内アプリケーションの運用管理に利用中。外部からはアクセスできないように設定されている。
 
fukudat.net (Ubuntu 16.04) にインストールして、家庭内アプリケーションの運用管理に利用中。外部からはアクセスできないように設定されている。
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MySQL, PHP7 など必要なパッケージも自動的にインストールされる。
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MySQL, PHP など必要なパッケージも自動的にインストールされる。
  
 
インストール中に configuration が走り、apache2、mysql の設定が行われる。
 
インストール中に configuration が走り、apache2、mysql の設定が行われる。
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== Configure  ==
 
== Configure  ==
  
http://fukudat.net/cacti にアクセスして、User = admin でログイン。パスワードを設定する。
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* http://fukudat.net/cacti にアクセスして、User = admin でログイン。パスワードを設定する。(初期パスワードは admin なのですぐに変える。)
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* 画面左下の Configuration をクリック。Users を選択。guest にチェックを入れて、action = Delete を選び、Go で guest ユーザを削除。
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* ssh でサーバーにログインして、/usr/share/cacti/sites に .htaccess ファイルを作り、アクセス可能なユーザの設定を行う(気休め)。
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* 最初から、Memory Usage, Load Average, Logged In Users, Processes のグラフが記録されている。Graph タブを選択すると表示される。
  
画面左下の User Management をクリック。guest ユーザを選んで Delete + GO で guest ユーザを削除。
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=== SNMP の設定 ===
  
ssh でサーバーにログインして、/usr/share/cacti/sites に .htaccess ファイルを作り、アクセス可能なユーザの設定を行う(気休め)
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/etc/snmp/snmpd.conf を編集して、1行追加。
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rocommunity private localhost
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snmpd を起動し、今後は自動で起動するように設定。
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$ sudo systemctl start snmpd
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$ sudo systemctl enable snmpd
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=== Cacti UI での設定 ===
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Device → localhost を開き、
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* SNMP Version = Version 1
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* SNMP Community = private
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と入力し、Save ボタンを押す。
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=== システム監視グラフの追加 ===
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==== Network Traffic Graph の追加 ====
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* Device → localhost → Associated Data Query の Add Data Query で "SNMP - Interface Statistics" を選択して Add
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* New Graphs → Data Query "SNMP - Interface Statistics" セクションに network interface (lo, eth0 など) がリストされているはずなので、チェックして Create
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==== CPU Usage Graph の追加 ====
  
最初から、Memory Usage, Load Average, Logged In Users, Processes のグラフが記録されている。Graph タブを選択すると表示される。
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* Device → localhost → Associated Graph Template の Add Graph Template で "ucd/net - CPU Usage" を選択して Add
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* New Graphs → Graph Template セクションの "Create: ucd/net - CPU Usage" をチェックして Create
  
 
== 任意のデータの時系列グラフ化 ==
 
== 任意のデータの時系列グラフ化 ==
  
=== データ収集 ===
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=== データ収集コマンド ===
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その時刻の最新の情報を出力する次のようなコマンド (script) を作っておく。
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$ command-name  param1 param2 ...
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field1:value1 field2:value2 ...
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その時刻の最新の情報を出力するコマンドを作成する。例えば、/usr/local/bin/cacti-temperature という温度を測定するコマンドを考える。
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ここで、param1, param2... はコマンドに与える引数で、Cactiから見た入力フィールドの値になる。
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field1:value1, field2:value2... はコマンドが標準出力に出力する文字列で、field が Cacti 絡みた出力フィールド、value がその値となる。
  
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例えば、"cacti-temperature" というコマンドは引数で指定する "device-name" が測った温度と湿度が以下の形式で stdout に出力されるものとする。
 
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$ cacti-temperature "device-name"
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$ cacti-temperature U1
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t:25.7 h:55.4
 
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を実行すると、"device-name" が計測した温度と湿度が以下の形式で stdout に出力されるものとする。
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=== グラフ作成 ===
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コマンドが用意できたら、Cacti UI を以下のように操作する。
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* Data Collection >> Data Input Methods をクリック
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* Data Input Methodsセクションの右上 + をクリック
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* Name: 適当な名前をつける
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* Input Type: Script/Command
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* Input String: コマンドのfull pathと引数に名前をつけてを<, >で囲って入力する.例えば, /path/to/command <param1> <param2>
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* Createボタンをクリック
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* 入力フィールド(コマンドへの引数)それぞれについて,Input Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
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** Field: 上記Input Stringで指定した引数を一つ選ぶ
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** Friendly Name: わかりやすい名前をつける
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** Regular Expression Match: 引数がマッチすべき正規表現.空でもよい.
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** Allow Empty Input: 引数が空でもよければチェック
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** Special Type Code: ふさわしい型があったらそれを入力
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* 出力フィールド(コマンドの出力変数)それぞれについて,Output Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
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** Field: フィールド名 (コマンドが出力するものと一致すること)
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** Friendly Name: わかりやすい名前をつける
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** Update RRD File: この値を使うならチェック
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以上でData Input Methodは登録完了.
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続いてこのData Input Methodを使ったData Sourceの定義.
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* Management >> Data Sources をクリック
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* Data Sourcesセクションの右上Addをクリック
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* Selected Data Template: None
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* Host: None
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* Createをクリック
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* Data Source: 適当な名前をつける (/var/lib/cacti/rra/の下にこの名前で始まるファイルができて,そこにデータが溜まる)
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* Data Source Path: なにも指定しない
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* Data Input Method: 上で作成したData Input Methodを選ぶ
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* 出力フィールドごとに以下を入力する
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** Internal Data Source Name: 出力フィールド名
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** Minimum Value: 最低値.存在しない場合はU
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** Maximum Value: 最大値.存在しない場合はU
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** Data Source Type: GUAGE, COUTNER, DERIVE, ABSOLUTE
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** Heartbeat: 600
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** Createをクリック
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** まだ出力フィールドがある場合はNewをクリックして繰り返す
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以上でData Sourceの登録完了.
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このData Sourceを使ったグラフを作る.
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* Management >> Graph Managementをクリック
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* Graph Managementセクションの右上Addをクリック
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* Selected Graph Template: None
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* Host: None
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* Createをクリック
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* Title: グラフのタイトル
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* 後はデフォルトのままでCreateをクリック
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* このグラフに表示したいグラフアイテムそれぞれについて,Graph Itemセクションに右上Addを押して以下を入力
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** Data Source: 上で作成したデータソースの出力フィールドを選ぶ
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** Color: グラフの色を選ぶ
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** Opacity/Alpha Channel: 不透明度を選ぶ
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** Graph Item Type: 折れ線グラフならLine[123]
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** Consolidation Function: 値を集計する演算
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** 後はデフォルトでCreateをクリック
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最後に、作ったグラフを Graph Tree に配置する。
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* Graph Tree >> グラフを配置したい Tree を選択 (まだ作っていなければ、Add で作成する)
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* Tree Items の Add を押す
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* Parent Item = root
 +
* Tree Item Type = Graph
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* Graph = 上で作った Graph を選ぶ
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* Round Robin Archive = 表示したい Graph の時間スケールを選ぶ (Daily)
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=== グラフが更新されなかったら? ===
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まずデータを格納している rrd ファイルが <code>/var/lib/cacti/rra/</code> の下にできているかどうか確認する。
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できていない、あるいは更新日時が新しくなっていなければ、pollar が動作していない。
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pollar cache を更新してみる。
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<pre>
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$ cd /usr/share/cacti/cli/
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$ php rebuild_poller_cache.php
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</pre>
  
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mysql で cacti の poller_item が更新されているか確認。
 
<pre>
 
<pre>
t: 数字 h:数字
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$ mysql -u root -p cacti
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$ select * from poller_item;
 
</pre>
 
</pre>
  
=== Cacti UI での設定 ===
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== プラグイン ==
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=== murlin ===
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[https://docs.cacti.net/userplugin:murlin murlin] は Cacti で URL Monitoring を行うプラグイン。
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=== thold ===
 +
[https://docs.cacti.net/plugin:thold#thold thold] は Cacti で閾値条件でメールを出すプラグイン。
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== データ移行プロジェクト ==
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* 温度計 C0, U1, U2 済み
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* 温度計 T1, T2 済み
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* ガイガーカウンター gm10 済み
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* IIJmio 済み
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== 参考文献 ==
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* https://docs.cacti.net/
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[[Category:How-To]][[Category:fukudat.net]]

2021年10月16日 (土) 00:40時点における最新版

Cacti は、データロギングツール RRDtool (Round-Robin Data tool) のGUIフロントエンド。

fukudat.net (Ubuntu 16.04) にインストールして、家庭内アプリケーションの運用管理に利用中。外部からはアクセスできないように設定されている。

Install

シンプルに apt-get

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install cacti

MySQL, PHP など必要なパッケージも自動的にインストールされる。

インストール中に configuration が走り、apache2、mysql の設定が行われる。

Configure

  • http://fukudat.net/cacti にアクセスして、User = admin でログイン。パスワードを設定する。(初期パスワードは admin なのですぐに変える。)
  • 画面左下の Configuration をクリック。Users を選択。guest にチェックを入れて、action = Delete を選び、Go で guest ユーザを削除。
  • ssh でサーバーにログインして、/usr/share/cacti/sites に .htaccess ファイルを作り、アクセス可能なユーザの設定を行う(気休め)。
  • 最初から、Memory Usage, Load Average, Logged In Users, Processes のグラフが記録されている。Graph タブを選択すると表示される。

SNMP の設定

/etc/snmp/snmpd.conf を編集して、1行追加。

rocommunity private localhost

snmpd を起動し、今後は自動で起動するように設定。

$ sudo systemctl start snmpd
$ sudo systemctl enable snmpd

Cacti UI での設定

Device → localhost を開き、

  • SNMP Version = Version 1
  • SNMP Community = private

と入力し、Save ボタンを押す。

システム監視グラフの追加

Network Traffic Graph の追加

  • Device → localhost → Associated Data Query の Add Data Query で "SNMP - Interface Statistics" を選択して Add
  • New Graphs → Data Query "SNMP - Interface Statistics" セクションに network interface (lo, eth0 など) がリストされているはずなので、チェックして Create

CPU Usage Graph の追加

  • Device → localhost → Associated Graph Template の Add Graph Template で "ucd/net - CPU Usage" を選択して Add
  • New Graphs → Graph Template セクションの "Create: ucd/net - CPU Usage" をチェックして Create

任意のデータの時系列グラフ化

データ収集コマンド

その時刻の最新の情報を出力する次のようなコマンド (script) を作っておく。

$ command-name  param1 param2 ...
field1:value1 field2:value2 ...

ここで、param1, param2... はコマンドに与える引数で、Cactiから見た入力フィールドの値になる。 field1:value1, field2:value2... はコマンドが標準出力に出力する文字列で、field が Cacti 絡みた出力フィールド、value がその値となる。

例えば、"cacti-temperature" というコマンドは引数で指定する "device-name" が測った温度と湿度が以下の形式で stdout に出力されるものとする。

$ cacti-temperature U1
t:25.7 h:55.4

グラフ作成

コマンドが用意できたら、Cacti UI を以下のように操作する。

  • Data Collection >> Data Input Methods をクリック
  • Data Input Methodsセクションの右上 + をクリック
  • Name: 適当な名前をつける
  • Input Type: Script/Command
  • Input String: コマンドのfull pathと引数に名前をつけてを<, >で囲って入力する.例えば, /path/to/command <param1> <param2>
  • Createボタンをクリック
  • 入力フィールド(コマンドへの引数)それぞれについて,Input Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
    • Field: 上記Input Stringで指定した引数を一つ選ぶ
    • Friendly Name: わかりやすい名前をつける
    • Regular Expression Match: 引数がマッチすべき正規表現.空でもよい.
    • Allow Empty Input: 引数が空でもよければチェック
    • Special Type Code: ふさわしい型があったらそれを入力
  • 出力フィールド(コマンドの出力変数)それぞれについて,Output Fieldsの右上Addをクリックして以下を入力
    • Field: フィールド名 (コマンドが出力するものと一致すること)
    • Friendly Name: わかりやすい名前をつける
    • Update RRD File: この値を使うならチェック

以上でData Input Methodは登録完了.

続いてこのData Input Methodを使ったData Sourceの定義.

  • Management >> Data Sources をクリック
  • Data Sourcesセクションの右上Addをクリック
  • Selected Data Template: None
  • Host: None
  • Createをクリック
  • Data Source: 適当な名前をつける (/var/lib/cacti/rra/の下にこの名前で始まるファイルができて,そこにデータが溜まる)
  • Data Source Path: なにも指定しない
  • Data Input Method: 上で作成したData Input Methodを選ぶ
  • 出力フィールドごとに以下を入力する
    • Internal Data Source Name: 出力フィールド名
    • Minimum Value: 最低値.存在しない場合はU
    • Maximum Value: 最大値.存在しない場合はU
    • Data Source Type: GUAGE, COUTNER, DERIVE, ABSOLUTE
    • Heartbeat: 600
    • Createをクリック
    • まだ出力フィールドがある場合はNewをクリックして繰り返す

以上でData Sourceの登録完了.

このData Sourceを使ったグラフを作る.

  • Management >> Graph Managementをクリック
  • Graph Managementセクションの右上Addをクリック
  • Selected Graph Template: None
  • Host: None
  • Createをクリック
  • Title: グラフのタイトル
  • 後はデフォルトのままでCreateをクリック
  • このグラフに表示したいグラフアイテムそれぞれについて,Graph Itemセクションに右上Addを押して以下を入力
    • Data Source: 上で作成したデータソースの出力フィールドを選ぶ
    • Color: グラフの色を選ぶ
    • Opacity/Alpha Channel: 不透明度を選ぶ
    • Graph Item Type: 折れ線グラフならLine[123]
    • Consolidation Function: 値を集計する演算
    • 後はデフォルトでCreateをクリック

最後に、作ったグラフを Graph Tree に配置する。

  •  Graph Tree >> グラフを配置したい Tree を選択 (まだ作っていなければ、Add で作成する)
  • Tree Items の Add を押す
  • Parent Item = root
  • Tree Item Type = Graph
  • Graph = 上で作った Graph を選ぶ
  • Round Robin Archive = 表示したい Graph の時間スケールを選ぶ (Daily)

グラフが更新されなかったら?

まずデータを格納している rrd ファイルが /var/lib/cacti/rra/ の下にできているかどうか確認する。 できていない、あるいは更新日時が新しくなっていなければ、pollar が動作していない。

pollar cache を更新してみる。

$ cd /usr/share/cacti/cli/
$ php rebuild_poller_cache.php 

mysql で cacti の poller_item が更新されているか確認。

$ mysql -u root -p cacti
$ select * from poller_item;

プラグイン

murlin

murlin は Cacti で URL Monitoring を行うプラグイン。

thold

thold は Cacti で閾値条件でメールを出すプラグイン。

データ移行プロジェクト

  • 温度計 C0, U1, U2 済み
  • 温度計 T1, T2 済み
  • ガイガーカウンター gm10 済み
  • IIJmio 済み

参考文献